HONDURAS JOSÉ MERCEDES FLORES
Light Roast・Omni Roast・Dark Roast
Recipe/Pairing
ドリップ(1杯用):粉17g お湯 250g
濃厚なフレーバーと豊かなキャラクターが特徴のため、チョコレート系のデザートや濃い味わいのチーズとの相性が良いです。例えば、ダークチョコレートのトリュフやブルーチーズとのペアリングがおすすめです。
Story
14歳からコーヒー栽培のキャリアを決心したホセ メルセデス フローレスさん。3年前にサン・ビセンテ輸出会社のカバニャスでのプロジェクトをきっかけに、品質の高いマイクロロットの栽培をスタートしました。それ以前、実はとても厳しい生活をしていましたが、高品質なコーヒー栽培への努力により、生活そして人生を大きく変化させることが出来ました。
農業資材が高価になってきている現在、良い肥料を与え、コーヒーの病気や害虫をコントロールすることを心がけ、数年後には、少し古くなってきた木を植えなおしていきたいと、目標を掲げてコーヒー栽培に取り組んでいます。
ハンドピックにて、熟したチェリーを丁寧に摘み取り、その日のうちにプロセシングへと移ります。ミューシーレージを残し、パーチメントのまま18日間ほどアフリカンベッドにて乾燥。乾燥中には、しっかりとパーチメントを手で選別して欠点豆を除去していきます。このホセさんの一つ一つの手作業やコーヒーへの配慮が、ミックスバラエティーながら、しっかりとした甘さのある明るい酸質の、そしてソフトな口当たりのキャラクターを生み出すのです。
Facts
【地域特性】
地理的には、ホンジュラスはカリブ海と太平洋に挟まれた中央アメリカの国で、山々や肥沃な平野が広がっています。これらの地理的条件は、コーヒーの栽培に適しています。ホンジュラスの気候は主に熱帯気候であり、高地に位置する地域では涼しい気温が維持されます。これが、高品質のアラビカ種コーヒーの生育に適している要因となっています。
【経済】
バナナの生産も世界有数です。19世紀末アメリカ合衆国資本がこの地でプランテーションを始めました。バナナのプランテーションは急速に発展し、「バナナ共和国」といわれるようになりました。「バナナ共和国」とは、アメリカの巨大資本がプランテーションを建設して、その資金力を背景にその国の政治を支配したことに由来しています。こうした経済構造を改善するために観光業などの育成を図っています。(diamond onlineより引用)
ホンジュラスは世界7位のコーヒー生産国。生産量は約37万トンで、中米地域でも特にコーヒーの生産が盛んな国です。ホンジュラスの経済は農業に依存しており、コーヒーは国の主要な輸出品目の一つです。他にもバナナ、パイナップル、砂糖なども重要な農産品として挙げられます。輸出額がGDPの約11%に相当するコーヒー豆の栽培は国内の雇用を多く生み出し、農村部での生計を支えています。(外務省webより)
【政治】
ホンジュラスは共和制であり、大統領が国家元首であり政府の長を務めています。政治的には時折安定しない状況も見られますが、最近では改革や経済発展への取り組みが進められています。2009年に発生したクーデターで政治は混乱して治安は悪化してしまいました。これに加えてハリケーンなどの自然災害が頻発しており経済も混乱、最も厳しい現実に向き合っている国です。
【コーヒー】
ホンジュラスのコーヒーは、中央アメリカの中でも高品質として知られています。特にアラビカ種の豆が主流で、フルーティーでバランスのとれた味わいが特徴です。地域の標高の高い場所で栽培されるコーヒー豆は、涼しい気候と適切な土壌条件によって、風味豊かなコーヒーを生み出します。